堅山 南風  Nampu KATAYAMA  1887~1980

明治20年(1887)9月12日熊本県熊本市生まれ。本名は熊次。明治42年上京して高橋広湖に師事。大正2年第7回文展に「霜月頃」で初入選、二等賞。後に師事することとなる横山大観の激賞を受け、日本芸術院再興に参加、以後院展に出品する。大正13年日本美術院同人に推挙される。昭和4年新築された日光東照宮朝陽閣の障壁画を揮毫するため、中村岳陵、荒井寛方らと現地で制作。昭和5年ローマで開催の日本美術展覧会に出品。昭和13年奥村土牛、小野竹喬、山口華楊、徳岡神泉、宇田荻邨らと丼丼会の結成に参加。昭和21年第1回日展に出品、日展と院展の双方に作品を出品するようになる。日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章。晩年は装飾的で華麗な画境に到達。日本美術院理事、日展参与。熊本県文化功労者、熊本市名誉市民。昭和55年(1980)12月30日静岡県田方郡歿、93歳。


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